着任のご挨拶
令和5年12月20日
欧州連合日本政府代表部 特命全権大使
相川一俊
相川一俊
この度、欧州連合日本政府代表部特命全権大使として、ブリュッセルに着任いたしました。重要性を増すばかりの日本とEUの関係強化に向けて、これから全力で務めて参りたいと思います。
私の前任地はイラン、その他にこれまで米国のワシントンDC、ニューヨーク(国連)、マレーシアに赴任してきましたが、欧州への赴任は今回が初めてとなります。ブリュッセルはEU関係機関、NATO本部、企業の欧州本部などが集中し欧州の首都と言われますが、EU各国のみならず様々な国籍、人種の人々が共存する多様性豊かな社会であるとの意味でも、欧州の価値観を象徴する場所であるように感じます。欧州の長い歴史と伝統を、これから様々な機会を通じて更に学んでいくことを心待ちにしています。
近年、国際社会は深刻な危機に直面しています。2022年2月に開始されたロシアによるウクライナ侵略は収束の兆しを見せておらず、2023年10月7日のハマス等によるテロ攻撃から始まったイスラエル・パレスチナを巡る情勢は日増しに緊張度を増しており、欧州を含む世界全体に暗い影を投げかけています。
このような状況において、日本にとって基本的価値を共有するパートナーであるEUとの緊密な連携は不可欠であり、日EU関係の更なる発展に向けて、欧州連合日本政府代表部として一丸となって業務に取り組んで参ります。
引き続き、ご支援・ご協力を頂けますよう、どうぞ宜しくお願い致します。
(了)