ドナルド・トゥスク前欧州理事会議長兼ポーランド元首相に対する叙勲伝達式の開催

令和4年10月25日
勲章
トゥスク元議長と正木大使(1)
トゥスク元議長と正木大使(2)
 令和4年10月19日、正木大使公邸において、ドナルド・トゥスク前欧州理事会議長兼ポーランド元首相に対する旭日大綬章の勲記・勲章伝達式が実施されました。

 トゥスク前議長は、2014年から2019年までの欧州理事会議長在任中、日EU経済連携協定(EPA) 及び日EU戦略的パートナーシップ協定(SPA) の交渉妥結・署名・発効に尽力するなど、日EU関係の発展と深化に多大な貢献を行いました。こうした日本・EU関係の深化に対する長年の貢献とポーランド首相として日ポーランド間の関係強化への貢献により、前議長は令和3年春の外国人叙勲にて旭日大綬章を受章 しました。

 式典では、正木大使からトゥスク前議長に対して勲記及び勲章が伝達されました。祝辞においては、2019年のG20大阪サミットの機会に同前議長が欧州理事会議長として初めて被爆地の広島と長崎を訪問し、各国首脳に被爆地訪問を呼びかけたことや、日・ポーランド間及び日本・V4間の政治・経済分野等における関係強化に尽力したことが紹介されました。

 トゥスク前議長は受章の答礼において、長年親交のあった安倍元総理の逝去にお悔やみを申し上げる、日本とEUは価値を共有するパートナーであり、ウクライナ情勢やパンデミックといった危機において一層緊密に協力していると述べ、今回の叙勲について日本政府に対し心から感謝する旨述べました。