欧州連合日本政府代表部大使からの挨拶
令和2年10月9日

2020年10月9日
欧州連合日本政府代表部 特命全権大使
正 木 靖
この度、欧州連合(EU)日本政府代表部大使として着任しました正木靖です。出張では度々当地を訪れてきましたが、赴任は初めてです。どうぞよろしくお願いします。先週末の到着早々、「一日の内に四季がある」というブリュッセルの天気に迎えられました。一日も早く当地の生活に慣れたいと思います。
現在の欧州は、我が国と同様、コロナを始め多くの試練に向き合い、激動の時代を迎えています。そうした中、ミシェル欧州理事会議長、フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長のリーダーシップの下、「一体性」、「結束」を深め、世界でグローバルな課題解決に向けた牽引役を担っているのが現在のEUの姿ではないかと思います。
戦後長らく世界の平和と安定を支えてきた国際秩序が今動揺する中、この国際秩序から最も裨益してきた日本と欧州が共通の価値観の下、世界をリードしていくこと、そして国際社会が直面している諸課題に対処するため、緊密に連携することが、今ほど求められていることはありません。2019年2月に発効した日EU経済連携協定(EPA)、そしてEPAと同日に暫定適用が開始された日EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)は、日EU関係を発展させていく強固な礎です。
この様な日本と欧州の関係がいっそう強化され、国際社会の平和と繁栄に貢献できるよう、大使として全力を尽くしたいと思います。
皆様の御協力と御支援をどうぞよろしくお願いいたします。 (了)